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コラム7 『インバウンド需要の回復に期待を寄せる』

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  [酪総研コラム7ー2023年4月掲載] インバウンド需要の回復に期待を寄せる   去る2月4日~11日に「札幌市制100周年記念 第73回さっぽろ雪まつり」が開催された。新型コロナウイルス感染症の影響によって会場での開催は3年振りとなる。雪まつり開催期間中、久しぶりに多くの外国の方々を目にした。 新型コロナウイルス感染症の国内初感染から丸3年が経過したことになるが、あらためて外国人入国者総数の推移を調べてみた。 数年前には、入国者総数2,000万人を超えるかと言っていたような記憶があるが、2012(平成24)年頃から円安の影響もあり飛躍的に増加し、2019(令和元)年には入国者総数は3,614万人にまで伸長した。この頃、「爆買い」と言われた旺盛な購買力でお土産の大量購入や食事を楽しむ姿が連日テレビにも映された。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で入国者総数は、2020(令和2)年には522万人、2021(令和3)年には77万人と大幅に減少した。 昨年から新型コロナウイルス感染症水際対策が段階的に緩和されたため、2023(令和5)年1月27日に公表された出入国在留管理庁「令和4年における外国人入国者数及び日本人出国者数等について(速報値)」によれば、2022(令和4)年の外国人入国者総数は468万人へと回復の兆しが見えてきた。 外国の方々が日本に来る理由は様々だと思うが、一般的には、日本独自の文化、近年のアニメ人気、衛生的で治安の良さに加えて、日本の美味しい食べ物も人気の一つだと思う。 ここ3年間、新型コロナウイルス感染症の影響でインバウンド需要は激減したが、再び、外国人入国者数が増え、是非とも日本の牛乳・乳製品の美味しさを知って頂き、需要拡大の牽引役となってほしいと願う。