コラム22 『ゴルフボールをまっすぐに打つ方法②』

 [酪総研コラム22ー2025年6月掲載]

             『ゴルフボールをまっすぐに打つ方法② 

 ゴルフボールをまっすぐに打つために、クラブのフェイスをいかにボールにフラットに当てるかを考え、グリップを左手の親指をクラブに沿って平行、そして真上に、右手の親指もクラブに沿って左の親指の真上に持ってきて、インターロッキングで構え、左と右の親指を一直線(体に対して垂直)にして、ボールを打つ30センチ手前から売った後10センチの間、その垂直を常に維持してスイングをしていると昨年の3月、本コラムに書いた。

 結果、シーズン初めは程よいチーピンとなり、球筋がドローとなって上々の出来だったのだが、だんだん左への曲がりが強くなって二進も三進もいかなくなった。何事にも上手い人と下手な人がいるが、ゴルフの上手い人というのは、打ち方は様々だけれども、ちゃんとボールをミート出来るのである。当方は後者で、今回は右手の親指と人差し指に力が入って、進行方向への右手のコックを止められなくなってしまった。

 ということで、現在右手のグリップは中指、薬指、小指でしっかり握り、親指と人差し指は握らず添えるだけにしている。そしてクラブフェースをボールにバチンと当てるというイメージだけを持って、クラブを振ることにしたら、ボールをミート出来る確率が上がってきた。昨年はボールをまっすぐに打つということを、グリップをどうするかによってやってみようとしたのだが、今年はイメージをしっかり持ってフェイスをフラットに、それに加えてバチンとボールに当てようと練習してみた。ドローボールは出なくなったが、今程よいチーピンとなって、まっすぐのボールも出始めている。結果的にグリップの両親指の重ね具合は昨年とあまり変わらないのだが、うまくミート出来た時はハンドファーストになっているように思う。下手は下手なりにチャレンジを続けていきたい。

 ゴルフ場は自然に優しいと言うつもりはないが、ゴルフ場に行くとエゾシカやエゾユキウサギ、エゾリスをよく見かける。昨年どこかのゴルフ場でキタキツネがショートホールのガードバンカーに巣を作っていたことがあった。かなり大きな穴を開けていたので、ボールが入っていかなければよいなあ、ここを回るゴルファーはみんなそう思いながら、ボールを打つことになる。暮らしに問題がないからキタキツネはそこに住んでいるのだろうけど、ゴルファーたちがそのキタキツネを気遣って、ササッと通り過ぎているのは間違いないだろう。

 さて、いよいよ2025年も牧草シーズン(酪農)が始まったが、今年の北海道は春先の低温の影響がどこも出ているようで、牧草の生育は昨年より遅くなっている。ゴルフ場と牧草地はもちろんいろんな意味で違うものだが、ゴルフ場にも牧草が生えている。一昨年、昨年の猛暑の影響で草が焼けているゴルフ場が増えており、今年はどうなるかと心配していたが、出だしは低温である。5月2122日で興部に植生調査(牧草地)に行ったが、山の中にもかかわらずオーチャードグラス、チモシーの生育は良好だった。飼料用トウモロコシの播種もまもなく終わり、適度の気温と雨が必要だ。これからは猛暑を心配することになるのか。よい牧草が出来ますように、いつものことだが祈るしかない。

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